WFディーラー「彩工家」さんの1/8イングラム1号機ヘッドモデルを自分好みのプロポーションに改造しながら制作中です。
しばらく息抜きしてましたが再開。
アゴの前面を少し削り、エッジが立ちすぎてる気がしてた部分を柔らかい曲線に変更しつつ、小顔に。

設定のかんじだともう一回り小さくてもいい気はしますが…。ひとまずこれで。
そして、ちょっとドツボにはまった感があったのでいろいろ資料を見ていたところ、TV放送当時の海洋堂の1/35ソフビキットの頭部がほぼどんぴしゃ自分の好みだということを発見。原型制作は田熊勝夫さん。おそらくこれが、リボルテック・イングラムの原型モデルになったというキットでしょうか。リボは小スケールゆえにあまり参考にしてこなかったのですが、確かに好みのラインではあるなーとは思っておりましたよ。
この田熊版イングラムは、設定画の矛盾をうまく整理していて、まったく違和感がありません。と、いうことで、設定画のいいとこ取りで自分のイメージに近づける方針でしたが、田熊原型版も参考にしてエッセンスを足していきたいと思います。
資料写真を見ると、田熊版では側頭部が少し前方に向かってすぼまってる感じ。設定画でも同じようなフォルムの画稿がいくつかあるので、せっかくつないだ左右のパーツを再び切断。

前方で最大4mmほど幅ツメして再接着しました。
併せて、上部から前方へ向けて削り込み、よりシャープでコンパクトなかんじに。
さらに、何度目か分かりませんがトサカ部にパテ盛りです。

一度前回よりもっとスリムに成形していたのですが、再度盛ります。
側頭部の上側ラインを削ったことで、トサカの裾が描くラインが劇場1の設定の印象に近づけられるはず。
と…、一見順調なようですが、ここでハタと気付いたことが。
形状優先であちこち削ったことで、当たり前ですが全体としては元キットよりひとまわり小さくなっています。
が、このキット、以前もご紹介したとおり、2号機や3号機もシリーズで展開されているわけで、1号機だけなんか小さい、というのは非常にマズイです。慌てて、保留中の2号機を引っ張り出してきて比べてみました。
ほら。

小さい。
でもまぁ、2号機は設定上、1号機と同型の頭部に装甲をかぶせているうえ、後頭部はイングラムより大型のヘルダイバーのパーツを強引に溶接してることになってるので、一回り大きくても不思議はありません。事実、2号機のキットのアゴ周りや、展開ギミック内部の1号機ヘッドパーツと比べるとそんなに違いはないです。

とはいえ劇中だとそんな感じには描かれてないのでここまで差がつくと違和感ありますが…。
とりあえず、これ以上は小さくしないことにしましょう。なんなら全体に少し幅増ししてやるといいのかも知れませんが、逆に前頭部は幅ツメしてしまったばかりなのでそのセンは考えないことに。
でもトサカのパテ盛り部分をキレイに整えたら、それでひとまず形になるんではないかと。
こんなことなら1週間前のフォルムがそれはそれで一つの落としどころだったんじゃ…という気もしてきますが、アンドゥは効かないのでこのまま突っ走ります。
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