突然ですが2号機です。
1号機を完成させるまでは…と、他キットを全て封印してやってきましたが、このところ表面仕上げとか塗装とかばっかりで、がりごりと工作する作業が恋しくなってきまして…。
ようやく1号機も残りの作業のメドがほぼついてきたこともあって、ちょっとだけ気分転換もよいかなと、約1年ぶり?ぐらいですが手を着けてみることに。とはいっても、おおざっぱにゲート処理をして、目立つ気泡を埋めてる途中で止まってたので、本格的な作業はこれからです。
で、1号機で苦労した経験から、今まで気にしていなかった造形の歪みがないかどうかを確認します。
逆光にしてカゲのでき方の差で左右の対称をチェックしますが…。
おっと。
う〜ん。1号機ほど極端ではありませんが、やっぱりズレてるところはあるようです。
上からも。
後頭部はだいぶ左右で形が違いますが、ここは設定的にも二次元の嘘が多い部分で、ある意味では解釈の苦労が伺えるとも言えます。
しかも、ヘルダイバー由来の複雑な丸モールドが多数あるので、単にがりごり削ればいいというものでもなく…どの辺で落としどころを見つけるかは、かなり悩ましいですね。
とりあえず、前から見て目立つところから荒めのペーパーで削りつつ、エッジを立てていきます。
そして右耳部分ですが、ここは設定とも本編ともだいぶ異なる形状。
これがどこまで意図的なアレンジなのか分かりませんが、本編中の作画だともう少しスッキリしている印象です。
↓こんな感じ。
ということで、まずは余計な段差を削り飛ばしました。
特に2本のアンテナが突き出ているあたりの曲面は解釈が難しいですが、後側の段差部分を少し盛ってなだらかに繋げてあげれば、少し劇中の印象に近づくでしょうか。
彩工家さんのイングラムは、1号機もそうでしたがこの2号機も、わりと前後方向に長めのスマートめなアレンジが特徴のようです。劇中では逆に設定画以上にごろっとした左右にボリューム感のある作画が多いので、設定や本編の雰囲気を入れたいとなるとバランスが難しいですね。
ただこの劇場版2仕様の2号機ヘッドは、色変えで登場した劇場版3も含め登場シーンは極めて少なく、正直1号機に比べると印象は強くありません。なので、原型における設定の解釈の違いも1号機ほど気にならないので、左右の対称がとれてないとか、どうしても目立つ部分とか以外は極力手を入れないでいこうかと。
まぁ1号機と同レベルで改修していくとそれこそまた完成が2年後になっちゃいそうデスし。
1号機が文字通り「原型をとどめない」感じになってしまったので、2号機はもっとキットを尊重していく方針です。
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