出来た!と思ったらダメだしを喰らってしょんぼりしていた…というのは半分冗談ですが、前回ちらりと書いた追加のギミックがどうにもこうにもで。
何をやろうとしてるのかは言わずもがなですが、うまくいってないので敢えて言わないでおきます。
またまたFusion360でデジタルCAD設計。
メインの疑似歩行ギミックよりガチじゃねーかって感じですが、まぁそうしないととても精度が担保できませんし、これでもウチの3Dプリント品質を考えるとギリギリ。
微調整を繰り返しつつ。
なんかに使えるだろうと買ってあった極小型のギヤードモーターに、初の自家製ギアを組み合わせてこんなかんじ。
かなりきわどいながらも、自作ギアはどうにかうまいこといってるようです。ただ肝心のギミックのほうはといえば、もともとちょっと無理がある設計なのは分かってましたがやはり現実的ではなさそう…。
あとちょっとやってみてダメなら諦めようと最後の悪あがき。
微妙な修正と再出力を繰り返して。
結果これです。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
真ん中のちっちゃいアームがちょびっと前後にスライドしてるのがお分かりでしょうか。
でかいギアの側面に掘った溝とアームに刺した真鍮線の凸部が噛み合って、溝の軌跡に沿って前後する、という構造なんですけども、いかんせんギア自体がこれ以上大きく出来ないので、小刻みに動かすには溝のライン取りがけっこうタイトになってしまう上に、動かしたい幅が2mmもないので遊びなのか設計上の動きなのかすら定かではない感じに…。
てことで、このやり方はやっぱボツにするしかありませんな。
この2週間あーでもないこーでもないと設計と試作に時間を費やしましたが、本来こういうのは極小サーボとかで電子制御にするべきです。その方がよっぽど早くてラクで正確なのは分かってましたが、モーター1個に電源供給するだけでループ可動するようなシンプルな構造に留めておきたくて、敢えて物理ギミックにこだわったのでした。結果、シンプルどころかめちゃくちゃ複雑になって破綻してるという。
あるいは、割り切ってもっと単純な動きにすればこんなに悩むこともないんですけど。単なる往復運動ではなく、1進んで0.5戻ってまた0.5進んで1戻る、とかって動きを機械的にやろうとすると難しい。
カラクリ系のサイトとか拝見していろんな機構を勉強しつつ、いまひとつコレってのがなくて。ひとつだけ可能性を感じてる機構はあるものの、あんまり上手くいく気がしないんだよな〜…。
とりあえず屍累々。
ちょっとテンション落ちてきてるので、またこっそり違うこと始めたりしていますが。
ではまた次回。
この記事へのコメント
yan
て言いますかなんか凄い事になってますがもう別の超絶カラクリ
ロボットでも出来そうな勢いではありませんか。
なにか色々可能性を感じます。
nuke
いやこれで上手くいってればまだアレですが、現状失敗作ですのでね…。
とはいえ、こうしてちょっとずついろんな引き出しを増やしていけば何かに生きることもあるでしょう。
…あるといいんですが。