旧キットのイングラムをほどほどに改造して作るチャレンジ続きです。
初手でかなりガッツリとアレンジした頭部ヘッドですが、先述の通りもう少し面長が好み、ということで、顎パーツの後端左右を少し削り込みました。

いやまぁ…ほっとんど分かりませんけどね(笑)。
比べるとちゃんと違いが出ています。
で、フロントビューはだいぶ弄ったので、サイドビュー。

ん〜…、やっぱりトサカのラインが気になります。もう少し額は前方に張り出している方が好み。
ただな〜…何年か前にこの辺のことはもうさんっざんやったんですよねぇ…。今回は「ほどほど」に留める予定なので、キットを生かしておきたい気がします。
そんなことよりですよ。
上の画像でお気づきでしょうか。まさか、ここで当ブログの定番、あのフレーズを口にすることになるとは。
さんはい!
「「「左右の対称が、とれていません!」」」

頬ダクトの上下幅も角度も、左右で全然違うじゃないか…。
それを受けてか顎の後部ラインも左右で異なっているのも、いっこ上の画像をよく見れば歴然。気になってしまったからには放置は出来ない…と思いつつ、今回そういうコンセプトじゃないんですけど…と。でも……。
いったん忘れます!
などと言いながら、一方でこうです。

こないだ太股に(結果ほとんど意味なかったけど)パテ盛りしたついでに、トサカにも盛ってしまってました。あ〜あ。
ざっくり削って。

て、正面からだと分かりませんね。
ほんと、イングラムの頭部って正面からとサイドから、それぞれのバランスを両立させるのがわりと難しくて、数多の立体物でも正面はいいのに横顔がダメ、とか、横顔イケメンなのに正面がダメ、みたいなケースがしばしばあります。アオシマ1/48なんかは、前から見るとわりとイケてるのにサイドがおかしすぎるとか。ま、バンダイのMG1号機もMODEROIDも「どっちもダメ」なんですけど(個人の好み論です)。
さらにクォータービューとの整合性もとるとなるともう至難の業。上述の以前これでもかと弄り倒した別キットでも、結局「納得」はしたけど「満足」には至りませんでした。
サイド。
←BEFORE | AFTER→

額から顎にかけてのラインがぐっと良くなりました。分割した顎パーツが気持ち浮いてしまってるんですけど、そこは接着時にその分だけ後ろに下げてやるとバランスが整うハズ。
で、トサカを弄ると必然的に側頭部の上面ラインも気になってくるわけで、まだまだ調整不足ですがある程度手を入れています。っていうのが、上の正面アングルでどこまで伝わるやら…。ほんと、アチラを弄ればコチラが、と少しの変化が全体的な印象にも影響するんですが、明らかに違っているのに言わないと伝わらない、っていう微妙なやつ。
しかし、1/60って、小さいね!!(笑)

「慣れない」サイズです。
ちょっとヤスリを当てるだけでサクっとカタチが変わるんで簡単でいいなと思う半面、細かいラインが見えにくくて調整が難しいです。いや、よく見えないならいいじゃん、て話ですけど。このサイズにおける割り切りどころの匙加減がまだ掴めない感じ。
とはいえ、ある程度は自分の中での正解に近づいている手応えはあります。
よく「フィギュアは顔が命」なんて言いますけど人型メカも結局は同じで、顔が好みなら他のことがどんどん気にならなくなっていくというか、そもそもの素性を高く評価しているキットなので(と散々言いつのってるワリにはめっちゃ弄るじゃん、て感じですけど…笑)、もう「これでいいじゃん」感が凄いです。

旧キットには旧キットの良さが、じゃないんですよ。「このキットが」好きなので。
その「好き」を強欲にもさらに一段レベルアップさせるための作業です。
(あとね、暴論を承知で言うんですけど。
「今見ると」とか「時代が」とかを理由にこのイングラム旧キットの出来をdisってる人って、だいたい上げてる写真のポージングがダサいんですよ。自分のセンスのイケてなさをキットのせいにするんじゃないよ!!!!!…といつも思ってます)
口が滑りはじめたので今日はこの辺で…。
ではまた次回。
この記事へのコメント
yan
またなんとも奥ゆかしい。
単品だと似てないのに彩工家モデルと並べるとなんか似てるマジック
もまた奥ゆかし。
けどよく見ると・・・ってゆうエンドレス(笑)
青い森のヨッチン
nuke
迷走中デス…
同じ人間が好みに合わせて弄ってるので過去作と似るのは当然なんですが、結果として書いた通り「同じコト」の繰り返しなのでなんともかんとも…
nuke
バンダイ1/48ということは実写版ですね。
触ったのが随分前なのでもはや印象も薄いのですが、当時の記事を見るとその時の自分は「プラキットとして」の出来はあんまり気に入ってなかったみたいです(笑)。
https://sve.seesaa.net/article/2014-10-06.html
造形に関してはそもそも実写版にアニメ版ほどの思い入れがない分、十分に「劇中のアレ」として受け止められるかなと。現状唯一のプラモですしすっかりレアものになってますので、色んな意味で独特の作りを楽しみながら触ってみるのもよいかと。
青い森のヨッチン
自分はアニメ版パトレイバーってほとんど見ていなくて何故か実写版はレンタルDVDで観ましたのでこのキットを買ったのだと思います。
nukeさんのコメントを拝見して積みプラの山の一番手前に置いていつも気にしてキットパッケージが目に入るように配置換えします(早く製作できればいいのですが)
nuke
なんか恐縮してしまいますが…。
お時間があればアニメもぜひ改めてご覧になっていただけると嬉しく思います。実写版の事実上の「原作」にあたるエピソードもあったりしますのでね。